ドンブリ経営って？ キャッシュフロー経営って？
中小零細企業の経営者の皆さま
こんにちは！
一般社団法人
キャッシュフロー経営導入支援協議会
代表理事
『キャッシュフロー経営導入支援パートナー』
丸山一樹です
私がクライアント先に経営支援を始めると
決まって次の様な経営課題が表面化します。
1.会社のお金の流れが見渡せずモヤモヤとした漠然な
不安を抱えている
2.社長と社員との経営視線の違いから来る持って行く場の
ない不満を抱えている
3.会社の存在理由や理念の言語化がなく、
又は独りよがりで判断基準があいまい
思い当たる節がありませんか？
また、これらはキャッシュフロー経営を導入する過程で
少しずつ解決する事に気がつきました。
本ブログでは、キャッシュフロー経営の事例を
ご紹介して行きます。
少しでもお役に立てば幸いです。
ドンブリの語源は意外な史実なようです
ドンブリ経営のドンブリの語源をご存じでしょうか？
ドンブリ茶碗のドンブリ！
と私も思っていました。
しかし、違うみたいなんです。
江戸時代の商人は、前掛けを巻いていましたが
大阪のそれは、中心にポケットが付いていたそうです。
そのポケットを「ドンブリ」と呼ばれていたそうです。
そこに、店が始まる前にお金を放り込み、売上代金・
おつり、仕入支払、はたまた子どもの小遣いまで
お金の入りと出を現代のレジの様にしていたそうです。
そして、店が終わるとポケットからお金を出して
始まる前に対しで増えた（減った）を数えていたそうです。
帳簿をどうしていたか詳しくは知りませんが、
なんか「ドンブリ経営」の語源になりそうですね。
現代のドンブリ経営
では、現代のドンブリ経営とはどんな感じでしょうか？
次の図をご覧ください。
収入と支出があり、支出の方が大きくなっています
これは、お金が足りなくなる事を表しています。
また、収入と支出の定義がごちゃごちゃです。
例えば、収入は売上でお金が入ってくる事と
借入で入ってくるのは同質でしょうか？
確かにお金が入って来ると言う意味では同じ
ですが、性質は違いますよね。
支出も同じです。
でも、この図が逆に収入が大きければ問題は
ありません。
とりあえず、お金は残りますから。
この状態を続けていると、手持ちのお金が減って
いきますので、いつか立ち行かなくなるんです。
しかし、図の様なドンブリ経営では、そのいつ？は
判りません。
また改善する事も難しいでしょう？
お金の目的に色分けが出来ておらず、何が問題なのか
判断する基準がないからです。
キャッシュフロー経営を導入している社長の頭の中
次はキャッシュフロー経営を導入している社長は
どんな感じかと言うと、次の図となります。
売上ー変動費で、粗利の面積が８０です。
粗利８０の中に固定費７０が収まっています。
この状態を利益が出ると言います。
図では利益１０です。
経営の判断基準も２つあります。
粗利率と労働分配率です。
粗利率＝粗利/売上 となり図では80％です。
一方、労働分配率は稼いだ粗利から人件費に
どの位分配してるかを見る指標です。
労働分配率＝人件費/粗利 です。
図は５０％分配しています。
ですから５０分配すると、固定費は８０となり
粗利と同じで利益が出ない収支トントンとなります。
６０になると・・・
営業損失１０（赤字）となり、図は下に飛び出す
いびつな図となります。
■おまけ
丸山が動画で解説してますのでコチラでも学べます！
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■質問
あなたの経営を図にするとどんな図になりますか？
是非描いて観てくださいね。
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