経営者向けお役立ちブログ

経営力向上の道場 VoL.1

経営者向けお役立ちブログ

中小零細企業の経営者の皆さま
こんにちは!

一般社団法人
キャッシュフロー経営入支援協議会

代表理事

『キャッシュフロー経営導入支援パートナー』
丸山一樹です

私がクライアント先に経営支援を始めると
決まって次の様な経営課題が表面化します。

1.会社のお金の流れが見渡せずモヤモヤとした
 不安を抱えている

2.社長と社員との経営視線の違いから来る持って
 行く場のない不満を抱えている

3.会社の存在理由や理念の言語化がなく
 又は独りよがりで判断基準があいまい

思い当たる節がありませんか?

また、これらはキャッシュフロー経営を導入する過程で
少しずつ解決する事に気がつきました。

私達のキャッシュフロー経営の定義は
『会社のお金の流れを見渡せて、ビジョン実現
を可能とする経営能力』
です。

本ブログでは、キャッシュフロー経営の事例を
ご紹介して行きます。

少しでもお役に立てば幸いです。

(パソコン画面で読ん頂けると読みやすいです)

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前回のブログ

会社のお金に不安がある経営と安心感のある経営

https://cashflow-msc.com/blog-e/dou-you-have-stable-to-company-money/

前回のブログでは、会社のお金に不安感と安心感
がある経営の違いと不安感にも種類がある話を
ご紹介しました。

今回は、それを踏まえ、どうしたら安心感のある
経営に変容・進化出来るか? の話です。

シリーズでお届けしますので、全部お読みになり
実践すれば、必ず経営力は向上します!

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経営力向上の道場へようこそ!
~現状の把握・現在地はどこだ!?~

経営力向上において、最も大切な事は自社の状況
が、どのポジション(現在地)にあるか? です

本業で利益が出る(黒字)構造なのか?
そうでないのか?(赤字)なぜ、そうなのか?

この「なぜ」が今後の改善を計るキーとなります

では、あなたの経営の源流を5つの指標で
見ていきましょう。

① 粗利率

どの業種・業態であれ、この粗利率抜きには
語れません。

なぜならば、稼いだ粗利から固定費に分配され
余った額が「利益」となるからです。

ですから、粗利率・額に経営者はフォーカス
しなければなりません。

「ウチの業界は薄利多売なんだよ!」と言う方が
いますが、それでも構いません。

粗利率が低くても、一定の数量があれば粗利の
高さが、固定費を超えて粗利>固定費になります

あなたの会社に粗利率は何%ですか?
粗利>固定費になっていますか?

*粗利を向上させる具体策はVOL.3で
解説します。

② 労働分配率

あなたは自社の掛ける人件費に指標を
持ってますか?

鉛筆なめなめ決めてませんか?
人件費は固定費の中で、一番大きな費用です。

出来れば、納得いく指標を用いてコントロール
したいですね。

その指標が、「労働分配率」です。

何から分配しているかと言うと、稼いだ粗利から
です。

人件費/粗利額で割り出せます。

変動費の掛からない業態で、粗利率100%でも
労働分配率が70%を越えると利益は出ないです

人件費は、社員の給料だけではありません。
役員報酬や法定福利費、福利厚生費も人件費です

当然、賞与や退職金もそうで人に関わる事は
ここに入ります。

この構造を理解していないと、赤字=人員削減に
踏み切る会社があります。

人件費は、粗利から分配されています。

と言う事は、粗利を稼げば、労働分配率は下がり
利益が出やすくなります。

利益の調整弁にするのではなく、社員と共に粗利
を稼ぐ具体策を出し合いましょう。

そして、社員が望まない残業や休日出勤を効率化
で減らせば、人件費は下がります。

黒字化するのに時間が掛かる場合は、経営者が
役員報酬を下げて、やり繰りする会社もあります

あたたの会社の労働分配率は何%ですか?
人件費を分解して、正しく理解していますか?

*社員を巻込んで、粗利を稼ぐ策もVOL.3で
解説します。

③ 利益

本業での最終指標である利益です。
ここでは、「営業利益」を指します。

粗利と労働分配率でも解説した様に、
粗利>固定費=利益となります。

そして、最適な労働分配率を確保すれば
利益が出る条件が更に整えられます。

利益を出すためには、粗利率と労働分配率の
バランスがとれた経営にする事です。

そして、毎月利益が出たのか、そうでないのか?
いくらなのか? なぜそうなのか?

を検証する場と時間を作る事が大事です。

*そのあり方とやり方はVOL.2で解説します

④ 本業のキャッシュフロー

ここからは、ちょっと馴染みのない話となります
ただ、本業と同じ位、重要なので理解頂ければ
と思います。

本業で利益が出ると、税金を支払う事になります

税引後利益(当期利益)に減価償却費を加算した
指標を本業で稼いだキャッシュフローと言います

キャッシュフロー=税引後利益+減価償却費です

減価償却費(出金の伴わない費用)が無い会社は
税引後利益(当期利益)そのものとなります。

で、そこから銀行への返済や投資をしたりします

本業のキャッシュフロー>返済 となれば、
キャッシュフロー経営上で黒字となります。

逆に本業のキャッシュフロー<返済となると、
本業で黒字でも、キャッシュフロー経営上は赤字
となり、黒字なのになんかお金が足りない、
勘定あって銭足らず」状態となります。

私が経営支援に入り、決算書から経営数字を図に
すると、この状態の会社がかなり多いです。

⑤繰越金

最後の指標となりました。

④で解説した本業のキャッシュフロー返済や投資
の状態の場合、お金が更に余ります。

これが、翌期に繰越せるお金=繰越金です。

これは、本業で黒字、キャッシュフロー経営上
でも黒字の「双子の黒字」となります。

1年間の事業活動の中で、お金が余り自由に使え
ます。

大企業では、配当金支払や内部留保となります。

中小企業では、次へのビジョンや万一の備え資金
に使えば、ワクワク&安心経営となりますね。

如何でしたでしょうか?

経営力向上の道場 VoL.1
現状の把握をしよう! でした。

たった5つの指標を直近の決算書から経営数字を
抜き出し、図にするだけで現在位置が分かります

下段に案内のある
脱★ドンブリ経営実践ZOOMセミナー」でも
解説してますので、関心ある方は参加されて
トライして見てくださいね。

 

 

■質問

あなたは自社の経営の現在地を把握してますか?

 

 

YouTubeで解説中です

会社のお金が見渡せる! お金を図にする?

https://youtu.be/xA4AnV6JIYs

動画がお役にたちましたら👍!とチャンネル
登録をお願いしますね!

 

 

 

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