経営力向上の道場 VoL.3
中小零細企業の経営者の皆さま
こんにちは！
一般社団法人
キャッシュフロー経営入支援協議会
代表理事
『キャッシュフロー経営導入支援パートナー』
丸山一樹です
私がクライアント先に経営支援を始めると
決まって次の様な経営課題が表面化します。
1.会社のお金の流れが見渡せずモヤモヤとした
不安を抱えている
2.社長と社員との経営視線の違いから来る持って
行く場のない不満を抱えている
3.会社の存在理由や理念の言語化がなく
又は独りよがりで判断基準があいまい
思い当たる節がありませんか？
また、これらはキャッシュフロー経営を導入する過程で
少しずつ解決する事に気がつきました。
私達のキャッシュフロー経営の定義は
『会社のお金の流れを見渡せて、ビジョン実現
を可能とする経営能力』
です。
本ブログでは、キャッシュフロー経営の事例を
ご紹介して行きます。
少しでもお役に立てば幸いです。
(パソコン画面で読ん頂けると読みやすいです）
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前回のブログ
https://cashflow-msc.com/blog-e/welcome-to-the-management-doujyo-vol2/
前回のブログVoL.2では、自社の経営の
目的地を経営計画と言う海図に見立て、上陸可能
な経営状態に進化する解説をご紹介しました。
今回はそれを踏まえ、更に会社にお金を残す技術
を解説します。
シリーズでお届けしますので、全部お読みになり
実践すれば、必ず経営力は向上します！
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経営力向上の道場へようこそ！
～会社にお金を残す技術！～
経営力向上の道場 VoL.3
VoL.1と2で解説した自社の経営の現状把握
と経営計画を立てるを実践されましたか？
「経営力向上の道場」なので、実践されていない
門下生は、今回のブログは身に付きません。
基本を習得しないまま、応用に入っても
使いこなせません。
また、このブログは始めてご覧になった方も
VoL.1と2をお読みになり理解して、実践
してから進んでください。
全員参加型経営を加速する！
OBM(オープン・ブック・マネージメント）を
活用して経営計画を策定する事をVoL.2で
解説しました。
今回は、その応用編で経営計画や新規事業の
数値目標を確実に結果を出す経営手法です。
多忙な社長が独りで考えて指示するより、社員
自らアイディアを出して主体的に実行する方が、
実現性は高まります。
そのためには、漠然を数値を上げる！のではなく
分解して社員でも判りやすくするのと、自分事に
させるのがキーです。
① 売上は３つに分解する！
「売上上げよう！」と声高らかに叫んでも効果は
限定的です。
なぜならば「売上」と言う言葉の塊が大きいから
です。
ですから、その塊を分解します。
売上＝客数（数量）×単価×リピート ですね。
この全部又は、どれかを少し上げるだけです。
図では客数3%,単価１%,リピート1%upで
5%upです。
売上は5%upですが、利益は50%up,
繰越金は約5倍（500%)upです。
数量が上がれば、変動費は増えますが
そこにも手を打っておきます。
凄くないですか？
社内で、数量を増やす人、商品（サービス）up
で価格を上げる人、リピートを増やすのが得意な
人からアイディアを出して貰い具体策を出します
② 変動費を見直す
変動費とは、売上数量が上がると共に比例して
上がる費用です。
（税務会計である決算書には出てきません）
中身としては、仕入、材料費、購入部品、外注費
等があります。
仕入先との関係性を壊さないように、購入価格を
下げる検討をします。
例えば、量があがる事による価格ダウン。
質に問題なければ材料グレードや使用量を落とす
社内努力では売れる物しか買わない（在庫低減）
不良品を作らない
などです。
図では、１低減しています。
結果は・・・・・！
③ その他経費も見直す
固定費の中での一般経費も一つ一つ検証します。
ここは、なかなか下がる余地は少ないと思います
また、必要なものを削る必要もないし、我慢する
必要もないでしょう。
ただ、なんとなく昔から購入している、
本当に必要なの？
競争原理が働いていないか？
みたいな切り口で検証してみましょう！
例えば、
・誰も読まない業界誌が毎月届く。
・忙しくて殆ど行かない社長の会
・昔からの携帯電話や電気料金のキャリア
・効果が疑わしい交際費や広告宣伝
図で見ればお判りですが、その他経費は下がれば
利益直結となります。
④ 社員をワクワクさせて主体的に実行して貰う
上段でも解説したように、これらは社員の協力が
必要不可欠ですね。
しかも、自分事の様に主体性を発揮して貰いたい
です。
そのためには、どうしたら良いでしょうか？
もし、これらが実現した場合のワクワク感を
見せてやれば良いんですね。
社員の一番の関心は「給料」です。
③までの図では、人件費４０で労働分配率が
最初の50%から47%まで低下しています。
労働分配率はvol.1で解説しましたね。
それは、人件費はそのままで、粗利が上がって
いるからです。
社長が「ウチの労働分配率は50%が最適」だと
決めれば、50%に戻してやれば良いんです。
すると、人件費４０が４３に増えます。
単位が万円ならば３百万円となります。
当然、利益やキャッシュフローは減ります。
（合わせて税金も減ります）
ですが、当初よりは利益40%増、繰越金約4倍
なので、社長がこれで良しとすれば、
社長も社員もハッピーな会社にお金が残る具体策
となりますね。
如何でしたでしょうか？
少しの改善を経営を俯瞰して実行する事で
利益やキャッシュフローが爆上りする事が
お判りになってと思います。
経営力向上の道場では更なる試練が待っています
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