会社にお金が貯まらない3つの原因!
経営者向けお役立ちブログ//php add_new(get_the_time('U'), 7); ?>
中小零細企業の経営者の皆さま
こんにちは!
一般社団法人
キャッシュフロー経営入支援協議会
代表理事
『キャッシュフロー経営導入支援パートナー』
丸山一樹です
私がクライアント先に経営支援を始めると
決まって次の様な経営課題が表面化します。
1.会社のお金の流れが見渡せずモヤモヤとした
不安を抱えている
2.社長と社員との経営視線の違いから来る持って
行く場のない不満を抱えている
3.会社の存在理由や理念の言語化がなく
又は独りよがりで判断基準があいまい
思い当たる節がありませんか?
また、これらはキャッシュフロー経営を導入する過程で
少しずつ解決する事に気がつきました。
私達のキャッシュフロー経営の定義は
『会社のお金の流れを見渡せて、ビジョン実現
を可能とする経営能力』
です。
本ブログでは、キャッシュフロー経営の事例を
ご紹介して行きます。
少しでもお役に立てば幸いです。
(パソコン画面で読ん頂けると読みやすいです)
———————————
■前回のブログ
『たった5つだけ!
社長が知っておくべき経営数字の話』
前回は、社長の仕事は意思決定をする事!
だから、細かい数字の話でなく、判断できる数字
を学びましょう! と言う話でした。
今回は、そもそも会社にお金が貯まらないのは
なぜか? と言う話です。
———————————
社長の経営上のお困りごとTOP1は、
会社のお金の悩みですね。
会社にお金が貯まらない理由をセミナー等で
お聞きすると、こんな答えが返ってきます。
「薄利多売で儲からない」
「人件費がかかり過ぎ」
「税金や社会保険が高すぎる」
「毎月の返済がキツイ」
etc
どれも正解ですね。
ただ、「なぜ、そうなのか?」まで答える方は
稀です。
原因を掴めば、改善する手はあります。
世の中には、この改善が出来ず、倒産する会社が
多いですよね。
特に、コロナ明け元年の今年は倒産件数が増加
しています。
典型的なお会社に金が貯まらない3つの原因を
図で解説します。
① 収益構造が原因で会社にお金が貯まらない
固定費65>粗利50=損失15の構造です。
この収益構造は粗利率は55%で、ここまでは
特に問題ありませんが、労働分配率が70%に
なっています。
固定費の中で、一番ウェイトを占める人件費が
粗利額からどの位分配しているのか?が
労働分配率です。
仮に粗利率100%でも、労働分配率70%では
利益は残りにくいです。
労働分配率が70%になった原因が何かを掴めば
対策の打ち手は見つかります。
考えられるケース1
粗利率、額は以前は高かったがコロナの様な影響
で、売上が下がり、粗利も稼げる人員はそのまま
コロナが原因なら、雇用調整助成金で雇用を維持
して、「営業外収益」に充てれば損失のカバーは
出来ます。
考えられるケース2
商品・サービスの陳腐化、競合他社に打ち負ける
等コロナとは直接関係無い場合
コロナが原因でない場合は、「粗利を稼げる売上
をどう作るか?」の対策が必要です。
この収益では、人件費20+他30=固定費50で
収支トントンです。
それでも、人件費15が余剰となります。
同時に、変動費とその他経費も見直せば
改善策となります。
この状態では、1日も早く改善策を打たないと
キャッシュフローが傷んで、リストラも止むなし
と言う事になります。
② 支払は先・回収は後で会社にお金が貯まらない
この収益構造は、粗利率も高く、利益も出ていて
本業では問題ないレベルです。
ただ、本業から先のキャッシュフローに問題が
あります。
(税金や減価償却費は割愛)
常に売掛金の滞留が100あると言う事です。
滞留のお金は当然現金化していないので
手元にありません。
逆に支払を買掛にしている分もありますので滞留
100から差引きキャッシュは△50となります
ここまでが運転資金の運用となります。
ここから先が、財務キャッシュフローとなり銀行
への返済が20で、最終のキャッシュフローは
△70となります。
これは
「本業で黒字・キャッシュフロー経営で赤字」
の構造です。
昔の人は「勘定あって銭足らず」と言ったみたい
ですね。
原因は支払は先・回収は後になっている事です。
ですから、少しでも「回収が先・支払は後」に
交渉するか、新規取引先の回収条件を鵜呑みに
しないで最初から有利に持って行く事ですね。
せめて「回収と支払は同時」にはしたいです。
③ 安易な銀行取引で会社にお金が貯まらない
経営をする上で、銀行は重要なパートナー先です。
運転資金や投資をする場合に、自社では賄えない
分を融資を受けて満たす事が出来ます。
ですから銀行とは常に良い関係を保つのが社長の
仕事の1つですね。
ただ、残念ながら銀行を打ち手の小槌の様に
お金を引き出す機関と思っている人もいます。
ドラマ「半沢直樹」にも描かれていました。
また、実際に粉飾決算をして銀行を騙して融資を
受ける会社もあります。
それは詐欺罪で起訴される事になりますし
たまにニュースになります。
そこまで行かなくても、
お金が必要=銀行に駆け込むと言う考えは見直し
たいものです。
現在、コロナ前の融資とコロナ融資の返済開始
により資金繰りが圧迫し倒産や事業停止が増加
しています。
今後、利率も上がり利息返済も増える事が予想
されます。
図の様に、融資残高が年間の粗利額を大きく
越える会社がゴマンとあります。
これは、元本のみで利息は「固定費」に計上され
利益を圧迫します。
当然、キャッシュフローも悪影響となります。
将来の新事業への投資ならまだしも、運転資金を
安易に銀行に頼るのではなく、粗利を稼ぐ事や
変動費、経費を見直す策を先に実行するのが
本来の経営のあり方です。
図の状態だと、借金返済のために経営している
ようなもので、事業承継もやりずらいですね。
*会社にお金が貯まらない根本原因*
ここまで、会社にお金が貯まらない3つの原因を
経営管理の視点で解説しました。
しかし、もっと根本的な原因があると思います。
それは
「会社のお金と向き合わない」事です。
そう言う方の特徴は、ズバリ次の3つです。
1.本業が楽しければ、何とかなるさ
2.決算書なんて殆ど見ない
3.経営計画なんて面倒くさい
この様な心理的原因が、
「会社にお金が貯まらない3つの原因」を
引き起こしているのです。
■質問
会社のお金で精神的苦労したいですか?
それとも解放されたいですか?
そのためには、明日からどうしますか?
*HPでも告知している
「脱★ドンブリ経営実践zoomセミナー」
キャッシュフロー経営の動かし方をツールを
使って実演しています。
開催日時と参加申込みは下記です!!
https://cashflow-msc.com/events/event/event-0/
■補助金でキャッシュフロー経営を導入!
当協会では、経済産業省の事業「早期経営改善計画」
の制度と「キャッシュフロー経営」を融合させた
独自メソッドで中小企業の経営を見える化支援します。
「早期経営改善計画」の制度を利用する事で
事業者は投資効果を抑える事が出来ます。
詳しくは下記をクリック!!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://cashflow-msc.com/wp-content/themes/cashflow_theme/images/fqa_02.pdf
~経産省の事業「早期経営改善計画」の質問は下記に~
–拙書のご紹介–
代表理事 丸山一樹が経営革新等支援機関として
経済産業省の経営支援策を中心に、顧問先と
取組んで来た会社の実例満載の拙書。
実際の事例中心のため貴社の経営改善に参考となる内容となっています!
『もう会社がつぶれる!!と思ったら読む本』
ちょっとでも思った事がある方は、お手に取ってくださいね。
主にamazonで販売中です。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.amazon.co.jp/dp/4867340340/ref=cm_sw_r_fm_api_glt_i_GXS3CEK51WJK45R47Q6H?fbclid=IwAR1NJ6LtbA0GfHujE2F7DFdET97Juz0pyRz9hxH7_BCmlkMvutrnwhrNOIQ
協会を活用したい経営者の方へ
当HPから「協会を活用したい経営者の方へ」を
お読み頂き、私達が考えるお困りごとと解決策に
共感した経営者の方のみに、「キャッシュフロー経営の導入支援」
を補助金を活用して支援させて頂きます。
「お問い合わせはこちら」から必要事項とご質問等を
ご記載の上、送信ください。
折り返し協会から、zoomにてミーティングの場を
ご案内申し上げます。
また、経営者向け無料zoomセミナーも随時開催致しますので
そちらもお気軽にご参加ください。
では、
zoomにてお会い出来る事を楽しみにしております!