経営者向けお役立ちブログ

たった5つだけ! 社長が知っておくべき経営数字の話 

経営者向けお役立ちブログ

中小零細企業の経営者の皆さま
こんにちは!

一般社団法人
キャッシュフロー経営入支援協議会

代表理事

『キャッシュフロー経営導入支援パートナー』
丸山一樹です

私がクライアント先に経営支援を始めると
決まって次の様な経営課題が表面化します。

1.会社のお金の流れが見渡せずモヤモヤとした
不安を抱えている

2.社長と社員との経営視線の違いから来る持って
行く場のない不満を抱えている

3.会社の存在理由や理念の言語化がなく
又は独りよがりで判断基準があいまい

思い当たる節がありませんか?

また、これらはキャッシュフロー経営を導入する過程で
少しずつ解決する事に気がつきました。

私達のキャッシュフロー経営の定義は
『会社のお金の流れを見渡せて、ビジョン実現
を可能とする経営能力』
です。

本ブログでは、キャッシュフロー経営の事例を
ご紹介して行きます。

少しでもお役に立てば幸いです。

(パソコン画面で読ん頂けると読みやすいです)

プロローグ

社長が学んではいけないお金(数字)の話と
学ぶべきお金の話

これは、私が「脱★ドンブリ経営実践セミナー
で一番最初に出すクイズです。

社長が学んではいけないお金の話は何ですか?
と聞くと様々な答えが返ってきます。

・怪しい投資話

・上手すぎる儲け話

・簿記会計の話

・税金の話

etc

どれも、正解ですね。

ただ、真面目な人ほど本やセミナーで
学んでしまうのが、会計と税金です。

学校で習ってませんからね。

でも、社長となると関与せずにはいられなく
なります。

ですから、「基本的な事くらいは・・」と貴重な
時間を割いて、学んでしまうんですね。

ただ、これらは社長がやる仕事ではありません。
税理士に任せるか、社内で得意な人に経理を
やってもらえばいいんです。

では、学ぶべきお金の話とは何でしょうか?
その前に社長の仕事は何でしょうか?

社員には出来ない仕事です。

そう「決める事」です。

決めるとは、「経営判断をする事」です。

・高額な機械設備を買う

・人を新たに採用する

・新事業を始める

このような経営判断に簿記会計や税金の話では
太刀打ち出来ません。

では、経営判断が出来る5つの話を順を追って
ご紹介します。

1.粗利(率)

売上から変動費を差し引いた値が粗利と
なります。

この粗利額と率に着目、いや執着するかで事業の
継続性まで決まってきます。

図では粗利が80で率が80%ですね。
これは、比較的高いビジネスモデルとなります。

当然業種で率は大きく事なります。
卸売業は20%程度で、飲食業は70%位です。

粗利の面積を大きくするには、
数量(客数)、単価、 購入頻度のどれかを
上げれば大きくなります。

これは、売上=数量×単価×購入頻度だからです

特に、商品やサービスに付加価値を付けて単価を
上げると変動費に影響されない分、率も高率に
なります。

そして、稼いだ粗利>固定費となれば利益が出る
事になりますね。

逆に粗利<固定費だと赤字となります。

利益の源泉である粗利にこだわっている会社は
キチンと利益を上げています。

2.人件費(労働分配率)

殆どの社長が気になっているのが、自社の人件費
です。

自社の人件費が最適なのか?

また頑張ってる社員に給料や特別賞与を出したい
役員報酬も上げたい
などなど

人件費を計る指標が、労働分配率です。

これは、人件費/粗利です。

図では50%ですね。

一時判断では、利益が出ている事と粗利率より
30%下回っている事から合格レベルです。

(本当はキャッシュフローまで視る必要がある)

ですから、粗利の面積を大きくすれば労働分配率
は下がります。

例えば図の粗利が90ならば、44%です。

しかし、社員の功績で90を稼ぎ、労働分配率は
50%が最適で判断する基準とすれば、
90*50%=45 と人件費が5あげれます。

社員に給料や特別賞与を出すのも、増員するのも
役員報酬を上げるのもいいでしょう。

また、粗利が100%の会社でも、労働分配率が
70%を越えると赤字になります。

貴方の会社の粗利率と労働分配率は何%ですか?

そのバランスはとれてますか?

3.利益

よく、「ウチは利益率が高い(低い)んです~」
とか
「今期は利益が出た(出ない)」って言う方が
います。

私はどの利益ですか?と聞き返す事があります。

利益には、
・営業利益
・経常利益
・当期利益
と少なくとも3つあります。

たまに特別利益なんてのもあります。

当然、それぞれ意味があります。

営業利益は、本業で稼いだ利益です。
経常利益は、営業利益に営業外収支を加算した
利益で、ここが税金の計算の元になります。

当期利益は、税引き後利益となります。

本業で重要視するにが、営業利益で
キャッシュフローを視る上では、税引き後利益と
なります。

利益には種類があり、それぞれ使い分ける必要が
ありますね。

社員とは営業利益を中心に会話をし、
税理士や経理部長とは経常、又は税引き後利益
の話をするのが効率的となります。

4.本業のキャッシュフロー

本業のキャッシュフローとは、1年間(ヶ月)で
本業の事業活動で残したキャッシュです。

税引き後利益+減価償却費が、本業で稼いだ
キャッシュです。

減価償却費とは、出金の伴わない費用で
キャッシュフローには加算されます。

減価償却費が無い会社は、税引き後利益と
なります。

図で言うと9となります。

拡大した図で見ると、粗利>固定費=利益の
キャッシュフロー版です。

つまり、本業で稼いだCF>返済・投資=繰越金

となります。

この構造は極めて正常で、本来は、ここを目標に
事業活動を行なう必要があります。

そして、毎月経営会議で定点観測をしておけば
様々な経営判断に繋がります。

5.繰越金

繰越金は翌期に繰り越せるお金です。

これは、本業で黒字、キャッシュフロー経営でも
黒字と言う望ましい経営の状態です。

毎期毎期この繰越金を残せれば、自社の
バランスシートに貯まり、自己資本が高まり
不況に強い会社、次への投資が打てる、
増員も迷う事なく出来る。

など、社長の仕事である経営の意思決定が
容易に出来ます。

逆に、本業で黒字、キャッシュフロー経営で赤字
どちらも赤字のケースもあります。

しかし、現状の把握を解説した様に図や面積で
捉えておけば、経営改善の判断も出来ます。

■質問

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