決算書を読めても社員は会社の業績に無関心!?(動画解説有り)
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中小零細企業の経営者の皆さま
こんにちは!
一般社団法人
キャッシュフロー経営入支援協議会
代表理事
『キャッシュフロー経営導入支援パートナー』
丸山一樹です
私がクライアント先に経営支援を始めると
決まって次の様な経営課題が表面化します。
1.会社のお金の流れが見渡せずモヤモヤとした
不安を抱えている
2.社長と社員との経営視線の違いから来る持って
行く場のない不満を抱えている
3.会社の存在理由や理念の言語化がなく
又は独りよがりで判断基準があいまい
思い当たる節がありませんか?
また、これらはキャッシュフロー経営を導入する過程で
少しずつ解決する事に気がつきました。
私達のキャッシュフロー経営の定義は
『会社のお金の流れを見渡せて、ビジョン実現
を可能とする経営能力』
です。
本ブログでは、キャッシュフロー経営の事例を
ご紹介して行きます。
少しでもお役に立てば幸いです。
(パソコン画面で読ん頂けると読みやすいです)
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■前回のブログ
『決算書を読めても会社のお金は増えない!?』
https://cashflow-msc.com/blog-e/if-you-can-read-pl-bs-but-increse-your-company-money/
前回のブログでは、決算書には書かれていない
お金が増える3つの視点をご紹介しました。
今回は、社員に経営者感覚を身につけさせ、更に
業績を良くしてビジョンを実現すると言う話です
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社長の関心は利益、社員の関心は自分の給料
経営者が集まるキャッシュフロー経営のセミナー
で、図を描き「皆さんの一番関心のあるブロック
はどこですか?
とお聞きすると7割の方が「利益」と答えます。
経営者なら当たりまえですよね。
利益が出ないと、会社の継続が危ぶまれます。
しかし、社員を対象とした「お金の授業」で同じ
事を聞くと、7割の社員が「人件費」と答えます
社長と社員で答えが異なるのはなぜでしょうか?
それは、
社長は「給料を払う側で、社員は給料を貰う側」
だからです。
給料を払っても利益が出る様にするのが社長の
仕事です。
社員は、与えられた仕事を稼働時間にこなせば
利益が出ようが出まいが、一応給料を貰えます。
社長が「売上を上げよう!利益を出せ!」と
言っても社員は「わかりました」と言いますが、
経営者感覚で言っているわけではないのです。
社員を会社の業績に関心を向かせる方法
もし、社員が経営者感覚を持って自らアイデアを
出し、行動して業績を上げてくれたら、社長は
こんなうれしい事はありませんよね。
社員の関心を業績アップに向かせる方法は
前段でも書いた様に、社員の一番の関心である
人件費にフォーカスを当てる事です。
その入口として、会社の業績を図にします。
そして、たった7つの共通言語を社員と
共有します。
ここで試算表や決算書を見せても効果は
ありません。
そして、数字は千円単位等に丸めて、ザックリで
構いません。
これなら数字の苦手な社員も理解出来そうですね
業績アップを見える化して還元する事を公言する
会社の業績を図にして、現状が理解出来たら、
いよいよ業績アップの目標を決めます。
現状に対し、売上10%増をした場合の図を
描きます。
この時売上を分解して、客数、客単価、リピート
に分けて数値目標と担当を決めます。
売上は100から110となります。
粗利は80から88に増えます。
元の人件費は40ですから、労働分配率は50%
から45%に下がります。
ここで、社長が
「ウチの労働分配率は50%が最適。
下がった5%は還元します!」と公言します。
人件費は40から44に1割増えます。
約1割がボーナス原資だとすると、業績アップに
貢献すればボーナスを貰えるイメージが湧きます
固定費も増えるので、人件費を上げる前の利益
18に対し、14にはなりますが40%増しなら
社長もにんまりですよね。
勿論、業績アップしなければ貰えませんし、
これ以上結果を出せば、額が増えます。
これなら、社員は会社の業績に関心を持って
業績アップに今以上にフォーカスしてくれます。
こう言う事は決算書には書いてません。
決算書が読めても、社員は感心を持ちません。
これは
正しい経営能力を身に付ければ、
正しい経営判断が出来ます!
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