「利益が極大化する! 5つの経営改善策」
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中小零細企業の経営者の皆さま
こんにちは!
一般社団法人
キャッシュフロー経営導入支援協議会
代表理事
『キャッシュフロー経営導入支援パートナー』
丸山一樹です
私がクライアント先に経営支援を始めると
決まって次の様な経営課題が表面化します。
1.会社のお金の流れが見渡せずモヤモヤとした漠然な
不安を抱えている
2.社長と社員との経営視線の違いから来る持って行く場の
ない不満を抱えている
3.会社の存在理由や理念の言語化がなく、
又は独りよがりで判断基準があいまい
思い当たる節がありませんか?
また、これらはキャッシュフロー経営を導入する過程で
少しずつ解決する事に気がつきました。
本ブログでは、キャッシュフロー経営の事例を
ご紹介して行きます。
少しでもお役に立てば幸いです。
「売上アップだけでは利益は極大化しません!?」
■公開中ブログ
『 1年に1回は経営の健康診断をしてますか? 』
前回のブログで、経営改善の流れを解説しました。
今回はより具体的な経営改善をお伝えします。
https://cashflow-msc.com/blog-e/do-you-have-a-medical-checkup-for-mamagement/
最近は連続赤字で、今期こそは何とか黒字を確保
したい。
で、大量仕入をして、思い切った値下げ攻勢に出て
売上拡大だー!
これで、黒字化出来る方はやれば良いと思います。
私は正直これでは、更に悪くなるような懸念が
あります。
大企業ならば、そういう手が使えるかもしれません。
中小企業は、そこまで資金・販売・宣伝力があるで
しょうか?
冒頭の図を見て、お分かりの様に黒字化すると言う事
は、粗利>固定費 にならなければなりません。
そうなるためには、漠然とした売上アップより、
粗利がアップする売り方が利益が出る近道なんです。
では、どうしたらいいでしょうか?
今期も赤字でした。翌期を黒字化するには?
粗利65<固定費70ですから損失5です。
あなたの会社がこの状態だったならば、
どう改善しますか?
売上アップ! でしょうか? どのようにですか?
それとも人件費カット! でしょうか?
個人的な理由ならともかく、リストラみたいに
解雇すると、後々厄介になります。
これも資金力のある大企業みたいには出来ません。
打ち手は5つある! お金のブロックパズルで案出し
上述した様に、社長に質問しながら時系列から
マクロな改善策を先ず描いてから、今度は社員にも
参画してもらい、ミクロ的な改善案を出します。
(実際には専用ワークシートがありますが、
公開は出来ないのでイメージをお伝えします)
先ずお金のブロックパズルの現状(赤字)を記入し
具体的な案出しをブレーンストーミングで出します。
出来る出来ないは別で、沢山出すのが先決です。
先ず売上アップですが、売上アップを定義します。
売上=客数(数量)×単価×購入頻度(リピート)
です。
全部またはどれかを上げれば良いんです。
この様に売上と言う塊を分解する事で案出しします。
・どうすれば客数(数量)増やせるか?
・どうすれば価格を上げられるか?
・どうすればリピートしてくれるか?
現場を見ている社員なら、良い案がでそうですね。
ここでは3%アップを目指し、売上は110です。
ここで3つの手が出ました。
変動費を見直す
‘仕入を制するものは経営を制す’とも言われます。
良い物を適正価格で仕入、固定費が賄える価格帯で
販売する。
これが上手く出来る方は良いですが、実際には
単価>変動費の商品も散見されます。
これは、何か戦略があるなら良いですが、お金を
払ってビジネスしている事になるので継続不可です。
変動費は、売上の数量に比例する費用です。
仕入商品、材料費、部品費、素材費、外注費等が
あります。
例えば、社内で出来るのに外注している会社が
あります。
これは内製化をすべきですね。
材料や素材は質に影響が無い範囲でグレードを落とす
手もあります。
仕入れ先も、他から調達出来ないか検討する。
ここは現状35から5ダウンさせます。
粗利はどうなるのか?
売上は3つを1%づつ改善し、トータルで3%アップ
で110を目標とします。
変動費は30に抑えます。
すると、粗利は変更前65、変更後80となり
粗利80>固定費70で利益10となります。
まだあります。その他(経費)です。
こちらも、1点づつ見直せが勘定科目は多いので
塵も積もれば山となる で5コストダウンします。
これが出来れば、なんと!!
粗利80>固定費65で利益15
が描けます。
改善計画を実現させるためには?
ただ、描いただけでは、絵に描いた餅
になってしまいます。
食べられる餅にするには、次の2点が極めて重要です。
1.上記の改善案をアクションプランに明確にします。
5W1Hの要領で進捗と毎月PDCAを回します。
2.人件費に注目する。
これらは社員の主体性のある協力が不可欠です。
現状は人件費40ですが、労働分配率62%です。
利益が15出るなら、つまりこの改善計画になるなら
15から5を人件費に還元し40から45になる事を
社長が明言すれば、社員のモチベーションアップに
なります。
それでも労働分配率は、変更前62% 変更後56%
に低下します。
これらは正に「経営判断」となります。
丸山が解説動画でも学べます
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