経営者向けお役立ちブログ

『 2代目社長が身につけたい正しい人件費のかけ方  』

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中小零細企業の経営者の皆さま
こんにちは!

一般社団法人
キャッシュフロー経営導入支援協議会

代表理事

『キャッシュフロー経営導入支援パートナー』
丸山一樹です

私がクライアント先に経営支援を始めると
決まって次の様な経営課題が表面化します。

1.会社のお金の流れが見渡せずモヤモヤとした漠然な
 不安を抱えている

2.社長と社員との経営視線の違いから来る持って行く場の
 ない不満を抱えている

3.会社の存在理由や理念の言語化がなく、
 又は独りよがりで判断基準があいまい

思い当たる節がありませんか?

また、これらはキャッシュフロー経営を導入する過程で
少しずつ解決する事に気がつきました。

本ブログでは、キャッシュフロー経営の事例を
ご紹介して行きます。

少しでもお役に立てば幸いです。

 

人件費のかけ方の基準はありますか?

■前回のブログ
2代目社長が身につけたい正しい経営能力
https://cashflow-msc.com/blog-e/do-you-have-right-management/

は如何でしたでしょうか?

経営能力の全体像をご紹介しました。

今回は「人件費」にzoomしてピンポイント解説
します。

人件費には人に関する費用すべてが入る

人件費には、社長であるあなたの役員報酬含め
社員さんの給料・賞与、パートアルバイト代、
会社負担の法定福利費や福利厚生費などです。

固定費の中で半分かそれ以上を占める大きな
費用です。

業績が傾いた大企業がリストラで人件費削減と
言うニュースをよく見ますよね。

人件費の面積を圧縮させる事で、赤字の損失を
抑える効果を狙っているのでしょう。

ただ、そもそも社員数が少ない中小企業では
大企業みたいな真似は出来ません。

 

正常な労働分配率を設定する

次の図をご覧下さい

 

本業で利益10が出て、税金を払った後の本業の
キャッシュフローで返済や投資を行い、繰越金
1を残しています。

この事業モデルでは、手元にあるお金は減らず
増えるモデルであります。

利益の源泉は粗利率と労働分配率のバランス
です。

労働分配率は人件費/粗利となります。

図では40/80=50%ですね。

つまり、今いる人でどの位粗利を稼ぎ、
稼いだ粗利からどれくらい人件費に分配
しているか?

のバランスです。

図では、本業で黒字、CFで黒字(双子の黒字)
なので、正常な労働分配率と言えます。

ですから、粗利額、率で労働分配率は変動
すると言う事になります。

税金払うくらいなら人件費で使っちゃおう!?

期末が近づき利益が出て支払う税金が判った
時点で、こう思う方いるのではないでしょうか?

確かに、がんばった証に特別ボーナスを出したり
高級レストランで会食(福利厚生費)などは社員
のモチベーションアップになりますね。

ただ、キャッシュフローの所まで見て、何処まで
出せるのか? の基準を持ちたいですよね。

次の図をご覧ください。

これは、税金を払いたくないので収支トントンに
意図的に持って言った事例です。

人件費を40から50に上げています。

確かに税金は無くなりました(法人住民税など除く)

ただ、キャッシュフローは減価償却費の2しか無く
返済4、投資4は賄えず手元資金が6減る事になります

社員さんは嬉しかったかもしれませんが、社長は
嬉しいでしょうか?

単位が百万であったなら、手元資金6百万円本来
減らない金が、減ってしまうのです。

では、ここで宿題です!
どこまでなら人件費に還元出来るでしょうか?

図を描いて、送ってみてください。
出来るだけ、返信をします。

 

■質問

あなたはかける人件費の基準を持っていますか?
労働分配率は何%ですか?

 

 

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