会社のお金は諸悪の解決！
中小零細企業の経営者の皆さま
こんにちは！
一般社団法人
キャッシュフロー経営入支援協議会
代表理事
『キャッシュフロー経営導入支援パートナー』
丸山一樹です
私がクライアント先に経営支援を始めると
決まって次の様な経営課題が表面化します。
1.会社のお金の流れが見渡せずモヤモヤとした
不安を抱えている
2.社長と社員との経営視線の違いから来る持って
行く場のない不満を抱えている
3.会社の存在理由や理念の言語化がなく
又は独りよがりで判断基準があいまい
思い当たる節がありませんか？
また、これらはキャッシュフロー経営を導入する過程で
少しずつ解決する事に気がつきました。
私達のキャッシュフロー経営の定義は
『会社のお金の流れを見渡せて、ビジョン実現
を可能とする経営能力』
です。
本ブログでは、キャッシュフロー経営の事例を
ご紹介して行きます。
少しでもお役に立てば幸いです。
■前回ブログ
『会社のお金はルールに従う！』
https://cashflow-msc.com/blog-e/compnay-money-is-follow-the-rules/
では、会社のお金の流れにはルールがあった！
ルールに従えばお金は増えるし、反すれば減る！
と紹介しました。
今回は会社のお金を上手く活用して更なる経営力
向上でビジョンを実現しましょう！いう話です。
原則1
『本業で黒字・キャッシュフロー経営でも黒字』
前回のブログでご紹介した本業で黒字
キャッシュフロー経営でも黒字状態になると、
更なる成長にお金が使えます。
選択肢が増えると言う事ですね。
そうなれば、強化ポイントに集中してお金を分配
する事ができます。
図を使って、経営を俯瞰して7つの事例を紹介
します。
1．商品・サービスなどの解決
改善に終わりはありません。
原則1になったからと言って満足して手を抜くと
あっという間に業績は下降します。
図の売上・変動費・粗利の面積にフォーカスして
事例の様な改善を社員さんとディスカッションを
する習慣を付ければアイディアは無尽蔵に
有るはずです。
なんかワクワクしませんか？
2.社員への投資を解決
どの会社でも固定費で一番大きいのが人件費です
ただ、私は費用と呼ぶのが好きではありません。
社員は費用でなく、投資だと考えています。
単なる労働力ではなく、一緒に夢を語る存在で
いたいですよね。
業績が上がれば、この面積を増やしてあげれば
社員のモチベーションアップになります。
そのためには有能な社員は更に有能にして上げて
あなたの凄右腕になれば、うれしくないですか？
あなたの意向を汲み取り、経営計画を作って
くれたり、発表会の段取りをしてくれる社員が
いたら社長の掛ける時間は半減します。
その分、他に時間を掛ける事が出来ますね。
3．社内環境改善の解決
社長であるあなたも含め、全員が出社するのが
楽しくなるようなオフィスなら生産性が上がり
ませんか？
環境はそれだけビジネスにおいて重要です。
良い人間関係がキープできますね。
社員さんとどんな環境を望んでいるのか
普段から会話しておくといいですね。
4．借入金返済の解決
本業で稼いだキャッシュフローが借入返済原資
になる事は、本ブログを読まれている方は
ご存知だと思います。
キャッシュフロー＜返済となると原資が無いので
手元現金が減る事になります。
中には、返済が厳しくなり金融機関にリスケ
（条件変更）を申し入れる方が少なからずいます
そうなると、次の借入は出来なくなりますし、
金融機関から厳しい対応を迫られる場合も
あります。
確実な返済を続ければ、金融機関も評価してくれ
ますし、次の融資にも話を聞いてくれます。
「当社はキャッシュフローから返済しています」
とアピールする事が借入金返済の解決となります
5．高額投資の解決
本業で稼いだキャッシュフローに余裕があると
有形・無形の投資にもお金を投じる事が出来ます
車1台とか生産性向上にシステムを導入する、
バージョンアップなど借入しなくもお金を投資
出来れば更なる経営力向上になりますね。
6．万一の備えの解決
本業で稼いだキャッシュフローから返済や投資を
行い、更に余った資金を「繰越金」と言い翌期に
繰り越せます。
これは自由になるお金で「経営判断」の自由度が
上がります。
万一の備えとは、コロナや予測不能な景気減退が
来た時に、業績が悪化しても、会社の固定費を
数ヶ月（年）支えるお金を積み立てる事です。
私もこの「万一の備え」を積立しており、万一
売上ゼロになっても1年間は運営と生活が出来る
ようにしてあります。
これがあると、精神的余裕が生まれます。
そして、その万一の備え資金は、今まで一度も
手を付けた事はありません。
7．次へのビジョンへの備えの解決
最後に、最もパワフルでワクワクするお金の判断
です。
あなたに3年後、5年後に「こうなりたい！」と
言う夢はありますか？
それを「ビジョン」と言いますね。
そのビジョンを実現させるためには、お金が必要
な場合があります。
全部借入を言う分けにはいかない場合に備えて
少しづつ積み立てるのです。
私もビジョン実現のために備えた資金を投じた
事があります。
スカッとして気持ちがいいもんですし、手応えと
ワクワク感があってやりがいと勇気が芽生えます
私は、あなたにこのパートに力を入れて欲しいと
願っています。
ビジョンへの備えを蓄え、機が熟したら備えを
惜しみなく投じてください。
今まで見えなかった世界観や人々との出会いが
目の前に現れます。
まとめ
7つの事例を図でご紹介して来ました。
これらは、『キャッシュフロー経営」を導入する
事で描けます。
経営計画書を見ると、売上から利益までの表を
よく見ますが、私達からすると、それでは不充分
です。
上段の5から7までの解決策が描けません。
経営計画は「本業の損益＋キャッシュフロー」
でなければ片手落ちなんです。
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