コーヒー豆高騰「約2倍に」 街の喫茶店ピンチ
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中小零細企業の経営者の皆さま
こんにちは!
一般社団法人
キャッシュフロー経営入支援協議会
代表理事
『キャッシュフロー経営導入支援パートナー』
丸山一樹です
私がクライアント先に経営支援を始めると
決まって次の様な経営課題が表面化します。
1.会社のお金の流れが見渡せずモヤモヤとした
不安を抱えている
2.社長と社員との経営視線の違いから来る持って
行く場のない不満を抱えている
3.会社の存在理由や理念の言語化がなく
又は独りよがりで判断基準があいまい
思い当たる節がありませんか?
また、これらはキャッシュフロー経営を導入する過程で
少しずつ解決する事に気がつきました。
私達のキャッシュフロー経営の定義は
『会社のお金の流れを見渡せて、ビジョン実現
を可能とする経営能力』
です。
本ブログでは、キャッシュフロー経営の事例を
ご紹介して行きます。
少しでもお役に立てば幸いです。
(パソコン画面で読ん頂けると読みやすいです)
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■前回のブログ
アフターコロナは利益無き繁忙に気をつけろ!
https://cashflow-msc.com/blog-e/becarefor-no-benefit-with-busy/
前回はアフターコロナ元年で、デフレ脱却感
があるご時世に、粗利率に注視しないと足下
すくわれますよ!と言う話でした。
今回はどうやら昔懐かしい喫茶店が存続の危機に
瀕しているようです。
その実態と改善策を解説します。
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ANN NEWS より
コーヒー豆高騰「約2倍に」 街の喫茶店ピンチ
“倒産急増”(2023年8月7日)
*動画は約2分30秒
あなたも私も行った昭和の喫茶店
昭和を感じさせる懐かしい喫茶店が存続の危機に
あるらしいです。
ニュースでは、昨年の倒産件数34件が、
今年7月で既に44件に上っているようです。
(件数は全国なのか、ある地区なのか不明)
スタバやドトールが無かった私の高校生の頃は、
喫茶店デビューが大人の階段を上っている感じ
でした。
アルコールランプで、コポコポ沸かして入れて
くれる少し酸味と苦みがある味が好きでしたね。
興味があったので、動画を元にネットから得た
喫茶店の経営数字を図にして解説します。
利益が出ている喫茶店
こちらは、利益が出ている喫茶店の図です。
年間の売上高は900万円です。
粗利は73%なので、まずまずですね。
価格はコーヒー1杯500円位です。
人件費はオーナーと奥さんの二人。
利益は30万円出ています。
売上高比3.3%で良い数値です。
原材料費であるコーヒー豆が2倍に!
動画では、2019年に1㎏当り314円だった
コーヒー豆が、2022年には738円となんと
2.4倍に跳ね上がっています。
原因は報道の中にありませんが、円安とロシアに
よるウクライナ侵攻での世界的燃料高騰でしょう
コーヒー豆は、100%輸入でしょうからね。
動画では、荒川区でコーヒー店を営む女性経営者
が、「近所で、今年3件やめたんです」と
言ってます。
では、上の図で、コーヒー豆が2倍になった
シミュレーションして見ましょう。
何もしなければ確かに倒産です
動画の額面通りに、コーヒー豆を2倍にして
みましょう!
コーヒー豆は、売上高に比例しますので、変動費
となります。
297から594となります。
粗利率は、業界標準である73%から34%へ
急降下します。
この時点でやばいですね。
そして、労働分配率は、なんと112%!!
固定費は変わらないととすると、なんと
損失267万円!
これでは、多額のお金を払って経営している事に
なるので、1日も早く事業停止しないと出血が
大きくなります。
改善策を打った場合のシミュレーション
動画の中に、店主の男性が2点ほど改善策を
言っています。
一つは、値上げです。
1割値上げしたと言っていて、更に値上げする
とも言っています。
その通りですね。
コーヒー豆が上がっているのだから当たり前です
25%まで、値上げした場合に売上は900から
1,125となります。
値上げは、変動費を伴わないので効果は大きい
ですが、客離れと言う副作用があります。
昔ながらのコーヒー店は、常連客相手だと
思いますので、そこはしっかり説明して、
「落ち着いたら値下げします」とすれば客離れは
最小限で済むのではないでしょうか?
25%値上げは、500円から625円です。
今、スタバでも600円台のコーヒーはあります。
許容範囲ですね。
営業時間を、もう1時間延長する策もあるかも
しれません。
もう一つは、コストダウンです。
店主が、コーヒー豆を一杯分で四杯分使っている
と言っていました。
(つまり、コーヒー豆を廃棄している)
ここ何とかなりませんかね。
コーヒーの専門家でないので、分かりませんが
変動費が上がっているなら、購入・使用量を
最適化する策がないのでしょうか?
後は、固定費の削減です
人件費は最後の策として、手を付けずその他の
経費を一点ずつみて、見直すのです。
例えば、お客さんが読む、雑誌や新聞を止める。
観葉植物やマットのクリーニングも止める。
おしぼりも止める。
(他、お金の出を伴わないで自分達でやる)
お客さんに、不快にならない範囲で経費を
229から187に削減します。
年間42万円ですが、月は3.5万円です。
これなら捻出出来そうです。
収支トントンまで持っていく!!
そうすると、粗利531=固定費531の
収支トントンまで改善出来ます。
労働分配率の65%と、まだ高いですが
もうひとがんばりです。
収支トントンならば、良くはありませんが
継続は出来ます。
(ただ借金返済があると、手元現金は減ります)
この様に、経営に影響を与える経済的変化が
あった場合に、先ずは図にして今後の予測を
立てて、改善が必要ならばスピード感持って対応
すれば、悪い影響は最小限に防げます。
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