経営者向けお役立ちブログ

本業は飛車のごとく! キャッシュフローは角のごとし?

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中小零細企業の経営者の皆さま
こんにちは!

一般社団法人
キャッシュフロー経営入支援協議会

代表理事

『キャッシュフロー経営導入支援パートナー』
丸山一樹です

私がクライアント先に経営支援を始めると
決まって次の様な経営課題が表面化します。

1.会社のお金の流れが見渡せずモヤモヤとした
 不安を抱えている

2.社長と社員との経営視線の違いから来る持って
 行く場のない不満を抱えている

3.会社の存在理由や理念の言語化がなく
 又は独りよがりで判断基準があいまい

思い当たる節がありませんか?

また、これらはキャッシュフロー経営を導入する過程で
少しずつ解決する事に気がつきました。

私達のキャッシュフロー経営の定義は
『会社のお金の流れを見渡せて、ビジョン実現
を可能とする経営能力』
です。

本ブログでは、キャッシュフロー経営の事例を
ご紹介して行きます。

少しでもお役に立てば幸いです。

(パソコン画面で読ん頂けると読みやすいです)

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■前回のブログ

倒産しない会社! たった5つの経営の型!?
https://cashflow-msc.com/blog-e/the-five-way-espape-for-your-bunkrapt/


東京商工リサーチのデータでは倒産件数が23年
は22年の前月比で増加している事を前提に倒産
しない正しい経営の型をご紹介しました。

今回は本業経営とキャッシュフロー経営を将棋
の駒に例えて解説します。
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将棋に例えてみました

将棋は子供の頃やりましたが、その程度なので
相手陣地に攻め込む、飛車と角の役割を経営に
例えて図で解説します。

あなたの本業は何ですか?

創業か代替りか別として、あなたはやりたい事の
専門的な技術や知見を学んで経営者になったと
思います。

本業に対する情熱や良くしたい想いは、社員の
それとは比較にならないでしょう。

そのため、お客さまのニーズに応えるべき、最適
な仕入を行い、製造業や飲食業ならば作る行為が
あります。

図で説明すると、変動費(仕入や外注)を投入し
売上を上げ、売上-変動費=粗利額を稼ぎます。

会社を維持するには、ここが一番大事となります

稼いだ粗利を固定費と利益に分配します。
粗利>固定費ならば黒字で逆なら赤字です。

ですから、稼いだ粗利の範囲内で固定費を運用
する必要があります。

固定費の中で大きなウエイトを占めるのが人件費
です。

あなたは、人件費に掛ける予算をどんな基準で
運用していますか?

稼いだ粗利から人件費に分配する基準を
労働分配率と言います。

人件費/粗利となります。
図では50%で半分分配しています。

この図では、この後解説するキャッシュフロー
でも、会社のお金を残しているので適正と
言えます。

このように、本業を縦横無尽に動かすあなたは
飛車の動きのようですね。
とても、判りやすいと思います。

利益から先がキャッシュフローで角のごとし!

ここからが、苦手意識を持たれている方が多い
キャッシュフロー経営」のパートです。

飛車の様に本業を動かし、利益10が出ました。
ここまでは、良い経営ですね。

ただ、利益から先のキャッシュフローを見誤ると
本業で利益は出たが、資金ショート」と言う
現象になります。

現に日本の倒産件数の約半数は決算書上では
利益が出ていた「黒字倒産」なんです。

では、解説を始めましょう。

利益10が出ているので、税金が発生します。
ここでは、3税金でお金の出がありますので
税引き後利益は7となります。

そして、キャッシュフローにプラスに働くのが
減価償却費の戻しです。

これは、税法で決められているので税理士が
計算してくれます。

簡単に言うと
お金の出が無い費用が利益計算のために計上
されているので一旦戻す

と言う事です。
税引き後利益+減価償却費=本業のCF
なります。

本業のCF9から銀行の返済や投資で8お金が
出て行きます。

すると9-8=1でこの会社は翌期にお金を
残せたと言う事になります。

この状態を

本業で黒字、キャッシュフロー経営でも黒字

となり、最適な経営の状態を表します。

ただ、やはり本業を動かすのとは違い難しく、
コントロールがやりにくいですよね。

ですので、タイトルにもあるように角の様に
左上から斜めに下って、駒を取られる感じです。
「そう来たか!」みたいな。

もし、キャッシュフローの知見が無く、利益から
税金で持って行かれるのが嫌で期末に社員に
還元してしまったらどうなるでしょうか?

 

社員は大変うれしいと思います。

利益10を税金ゼロにしたく、人件費50にしたら
労働分配率は50/80で63%になります。

税金は無くなりますが、減価償却費の戻し2しか
キャッシュフローが無く、返済・投資8の原資が
無く手元資金が減少する事になります。

つまり、キャッシュフロー経営ではー6の赤字
と言う事になります。

社員に還元したい場合は自社の最適な労働分配率
を定め、粗利を計画以上に越え、労働分配率が
下がったら、最適に戻せばいいんです。

例えば、粗利が84に増えると、人件費40だと
労働分配率は48%に低下します。

労働分配率が50%に戻すと、人件費は42
に増えます。

固定費は2増えて72となりますが、粗利は84
なので、利益は12となります。

つまり、人件費も利益も2増えます。

これは社長も社員もハッピーとなります。

この話をクライアント先の社員に研修で行うと
びっくりすると共にやる気スイッチが入る社員
もいます。

キャッシュフローは、利益が増えので税金が4に
増えます。(30%で計算、四捨五入)

税引き後利益8+減価償却費2で本業のCFは
10となります。

同じく返済・投資でお金が8出て行き、残るお金
は2と2倍になります。

これが千万単位なら1千万円から2千万円と
なります。

利益から先のキャッシュフローを理解して、
コントロールにすれば、あなたの会社のお金は
増えていく確立が高まります。

間違っても、
「税金払うなら社員に還元しちゃえー」は危険
だと言う事がお判りになったと思います。

将棋では強力な武器、飛車と角を縦横無尽、
右左斜め上下に動かし、あなたのビジョンを
是非実現してくださいね。

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