経営者向けお役立ちブログ

キャッシュフロー経営は全員参加の民主主義型経営 vol.2

経営者向けお役立ちブログ

中小零細企業の経営者の皆さま
こんにちは!

一般社団法人
キャッシュフロー経営導入支援協議会

代表理事

『キャッシュフロー経営導入支援パートナー』
丸山一樹です

私がクライアント先に経営支援を始めると
決まって次の様な経営課題が表面化します。

1.会社のお金の流れが見渡せずモヤモヤとした漠然な
不安を抱えている

2.社長と社員との経営視線の違いから来る持って行く場の
ない不満を抱えている

3.会社の存在理由や理念の言語化がなく、
又は独りよがりで判断基準があいまい

思い当たる節がありませんか?

また、これらはキャッシュフロー経営を導入する過程で
少しずつ解決する事に気がつきました。

本ブログでは、キャッシュフロー経営の事例を
ご紹介して行きます。

少しでもお役に立てば幸いです。

(パソコン画面で読ん頂けると読みやすいです)

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■前回のブログ

キャッシュフロー経営は全員参加の
民主主義型経営

https://cashflow-msc.com/blog-e/cashflowmanagement-is-democracy/

前回のブログでは、ワンマン・ドンブリ経営の
会社の共通した特徴TOP3をご紹介しました。

この状態を放置して置くと「漂流型経営」となり
最悪資金ショートしていきなり倒産する道
歩む事になります。

今回のブログではワンマン・ドンブリ経営から
キャッシュフロー経営に進化すると正しい経営
能力が身に付き新しい景色が見れる事になります

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全員参加型経営とは
民主主義型経営

 

80年代に米国で生まれた正しい経営能力です。

実際私がこの手法で経営支援をした中小企業は
1~2年で赤字から見事、黒字化し社員と共に
それを分かち合いました。

当然、社員への還元も行いモチベーションアップ
になった事は言うまでもありません。

前回のブログでご紹介したワンマンドンブリ経営
とは真逆の民主主義型経営」となります。

 

米国で発祥し我が国にも
伝わった正しい経営能力

米国ではOBM
オープン・ブック・マネージメント』と言い
80年代に米国から日本にも伝わりました。

日本でも大企業中心にOBMは普及しており、
「全員参加型経営」とか「ガラス張り経営」
と言われています。

私も1989年に入社した上場企業では、既に
実施しており26年間OBMに鍛えられました。

残念ながら中小企業で導入されている会社は
極小だと思います。

年間の売上規模を何となく、知っている社員が
いる程度です。

全員参加型経営の3つの特徴をご紹介します。

1.毎期経営計画を立てる

経営計画を立てる際に次の3つのポイントを
抑えましょう。

① 図を使って俯瞰した年間計画をザックリ作る

② 本業とキャッシュフローの両方を逆算で作る

③ 策定過程に幹部社員を参加させる

 

特に②の逆算で作るとは、1年後に事業活動の
結果、翌期に繰越せるキャュシュを決めてから
それを生み出す経営の骨格を作ります。

翌期に繰越せるキャュシュとは、社長のビジョン
に基づきますので、ここは社長が決めます。

例えば、3年後に展開したい新事業用資金の蓄え
や、コロナの様な非常事態に対応する蓄えです。

社長は社員にビジョンと蓄えるキャュシュを伝え
以降は社員が組立ててくれるレベルまで到達すれ
ば、全員参加型経営のスタートが切れます。

2.毎月経営会議で振返りをする

1でザックリ年間計画を決めたら月次計画に
分解して作ります。

(画面の関係で掲載できませんが、イメージを知
りたい方は、下記ZOOMセミナーで学べます)

月次で立てた計画値と実績を対比させて、
差の要因と改善点を経営会議で討議します。

この時に大事なのが、計画未達でも犯人捜しを
しない事です。

『Aさんの営業が悪いから売上が上がらない』

こう言う雰囲気だと折角の経営会議がいずれ
空中分解します。

「営業チラシ1,000枚の反応率〇%なので
次は2,000枚にすれば売上は〇%伸びそう」

とか数字で具体的な改善策が必要です。

3.社員に業績を公開する

社員に業績(計画含む)を公開する時に意識を
払わなければならないのが「人件費」です。

新人・幹部問わず社員の関心は自分の給料です。

ですから、人件費予算は図の様にザックリ見せる
事と前置きの説明が必要です。

「人件費は、役員報酬・給料・賞与・法定福利費
福利厚生費・パート、アルバイト、人材採用費等
人に関する事は全て予算化しています。

ですから
人件費÷社員数=皆さんの手取りではないです」

これを理解させないと「俺こんなに貰ってない」
と間違った不信感を抱くことになります。

一番効果的なのが自社の労働分配率を決めておき
粗利を稼いで労働分配率が下がったら、決めた率
に戻す(人件費額が増える)事を社長が公言する
事です。

これを見せると社員の顔つきが変わり、
モチベーションが上がり、業績が変わります。

人件費が増えて、利益も増える「社長も社員も
ハッピー」の着地点が見えてきます。

まとめ:
全員参加型の
キャッシュフロー経営は
上陸型経営

ワンマン・ドンブリ経営が目的地に上陸出来ない
漂流型経営なのに対し、全員参加型(民主主義)
キャッシュフロー経営は上陸型経営となります。

社長と社員が実現したビジョンを分かち合う
上昇サイクルが回り始めています。

私はこのような会社を何社も見てきました。

ただ、一足飛びには行かないのである程度の時間
は必要ですが、決断した瞬間に早く実現します。

決断とは、「決めて断ち切る」と書きます。

つまり「キャッシュフロー経営を選択し、
ワンマン・ドンブリ経営を断ち切るのです」

 

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あなたはキャッシュフロー経営を選択しますか?
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