キャッシュフロー経営と言う習慣! ~会社のお金の不安から解放される~
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中小零細企業の経営者の皆さま
こんにちは!
一般社団法人
キャッシュフロー経営入支援協議会
代表理事
『キャッシュフロー経営導入支援パートナー』
丸山一樹です
私がクライアント先に経営支援を始めると
決まって次の様な経営課題が表面化します。
1.会社のお金の流れが見渡せずモヤモヤとした
不安を抱えている
2.社長と社員との経営視線の違いから来る持って
行く場のない不満を抱えている
3.会社の存在理由や理念の言語化がなく
又は独りよがりで判断基準があいまい
思い当たる節がありませんか?
また、これらはキャッシュフロー経営を導入する過程で
少しずつ解決する事に気がつきました。
私達のキャッシュフロー経営の定義は
『会社のお金の流れを見渡せて、ビジョン実現
を可能とする経営能力』
です。
本ブログでは、キャッシュフロー経営の事例を
ご紹介して行きます。
少しでもお役に立てば幸いです。
(パソコン画面で読ん頂けると読みやすいです)
あなたの経営の習慣は
何ですか?
日本国語大辞典によると以下の記載があります。
①いつもそうすることが、ある人のきまりに
なっていること。ならわし。くせ。慣習。
②ある国、地方、団体などで、その中の人々が
あたりまえの事として行なっている事柄、やり方
など。
社会的、共同体的なしきたり。風習。慣例。慣習
と出てきます。 そうですよね。
例えば、歯磨きは毎日します。
「今日磨いたから明日は磨かない。なんて人は
あまりいないと思います。」
良い習慣を身に付け、継続すれば成長すると私は
教えられてきました。
『7つの習慣』
最優先事項を優先する
7つの習慣をご存知でしょうか?
おそらく現在では国内300万部を越えていて
全世界でもベストセラーに入る自己啓発本です。
スティーブン R. コヴィ博士は「学歴や家庭
環境は関係無く、習慣を実践する事で誰でも成功
出来る!」
と説いてます。
私も15年前にこの本と出会いDVDやセミナー
で学びました。
その中で特に意識して今でも実践しているのが、
第3の習慣、「最優先事項を優先する」
『第2領域』です。
これは、緊急性は無いが、重要である と言う
習慣です、
この「緊急性は無いが、重要である」を意図的に
実践すると、成長・成功への道が開けると
コヴィ博士は言っています。
殆どの人は、第1領域の「緊急性が有り、重要で
ある」に振り回されているのです。
キャッシュフロー経営と言う
習慣
会社のお金の不安から
解放される
規模の大中小関係無く、会社のお金の不安が全く
無い社長はいないと思います。
私もそうです。
ただ、「不安」の程度がどの位か?と言う問いは
千差万別だと思います。
例えば、
・毎月の運転資金がカツカツで金策に走り回る
・新事業に投資した資金がいつ回収出来るか不安
・事業承継するのに借入金を引き継げるか?
・引退する時にたくさん退職金をもらいたい
etc
一番上は、夜も眠れぬ不安かもしれませんし、
下は、ワクワクする不安(?)かもしれません。
私はどちらかと言うと一番下の不安に近いです。
翌月から売上ゼロでも、1年間分の固定費は
手元キャッシュで賄えるし、借入も無いです。
新事業に投資した金額も半額は回収出来たし
見通しも経ってます。
それは、創業以来一貫として
キャッシュフロー経営を実践して来たからです。
これは、7つの習慣の第2領域に当たります。
それでは、会社のお金の不安から解放される
3つの習慣をご紹介します。
第1の習慣
「会社のお金の流れを見える化する」
あなたは会社のお金をどう見える化してますか?
こんな声をよく聞きます。
・毎日売上金額の集計をしています。
・経理の嫁が見ているから大丈夫(?)
・税理士事務所に丸投げしています。
・試算表や決算書では黒字だが、お金は不足気味
・そもそも決算書は見方が判らない。
etc
出口の明かりが見えないトンネルを延々
走っている感じです。
例え、業績が赤字でも、キャッシュが不足気味
でも見える化すればいいんです。
見える化すれば、良い点、悪い点が判り改善策
のスイッチが入ります。
手遅れになる前に、この第1の習慣を
身に付けましょう!
見える化すると、ほぼ次のの3パターンの
どれかにあなたの会社も当てはまります。
第2の習慣
「会社のお金と向き合う」
第1の習慣で会社のお金の流れを見える化
出来たら、次には定期的に向き合う事です。
経営計画を立てて、毎月業績との対比をします。
出来れば、社員にも参画させましょう。
これは、
『全員参加型経営でPDCAを回す』
オープン・ブック・マネジメントと言う極めて
正しい経営能力です。
戦後の我が国の復興は、米国から送り込まれた
エドワード・デミング博士が、TQCを教える
過程で発展したと言われてます。
(トータル・クオリティ・コントロール)
これを月1回、年12回実践した会社と
そうでない会社の1年後の業績は月とすっぽん位
に格差が出ます。
第3の習慣
「会社のお金の流れを具体的に改善する」
これは、第2の習慣に含まれますが、
一番重要な部分なので、具体的に解説します。
キャッシュフロー経営を導入していない会社の
社長に聞くと必ず次の答えが返ってきます。
「売上を上げるのが最善策で、利益率の良い売上
を上げる努力をしなさいと社員に言ってます。」
あなたならどう思いますか?
一見正しい様に思えます。
しかし、私からするとある罠にはまっていて
改善策としては、×に近い△です。
ある罠とは、
①売上しか見ていない罠
②定量的でない罠
③利益の定義があいまいな罠
です。
陥りやすい3つの罠
①売上しか見ていない罠とは、経営は売上だけ
では有りません。
経営業績を構成する、変動費・固定費にも
数字で対処しなければなりません。
売上を上げる事に捕らわれ、安易に増員したり
在庫を過剰に持ったら営業利益は危ういでしょう
経営を俯瞰して視ていない典型例です。
②定量的でない罠とは、何をどれだけ?と言う
目標値です。
「売上上げよう!」と掛け声だけで上がるなら
こんな楽な事はありません。
また、自身過剰な社長に限って「大丈夫です。
私のコネクションなら売上2倍は楽勝です!」
本当でしょうか?
③利益の定義があいまいな罠とは、利益の定義が
出来ていない経営です。
利益には、営業利益・経常利益・当期利益など
種類があります。
営業利益を言っているなら、まだしも、これまた
定量的ではないですね。
営業利益=粗利-固定費です。
営業利益の率を頭において、営業する社員は皆無
だと思います。
ここでは、「粗利率」が正しい指標となります。
粗利=売上-変動費となります。
固定費は関係ないです。
粗利/売上=粗利率となるので、これなら社員も
理解出来ます。
最後に具体的な改善策の答えは
『経営を俯瞰して指標に数%の改善を実行する』
が正しい進め方です。
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