黒字なのに倒産する会社の共通点

中小零細企業の経営者の皆さま
こんにちは!
一般社団法人
キャッシュフロー経営入支援協議会
代表理事
『キャッシュフロー経営導入支援パートナー』
丸山一樹です
私がクライアント先に経営支援を始めると
決まって次の様な経営課題が表面化します。
1.会社のお金の流れにドンブリでモヤモヤした
不安を抱えている
2.社長と社員との経営視線の違いから来る持って
行く場のない不満を抱えている
3.会社の存在理由や理念の言語化がなく
又は独りよがりで判断基準があいまい
思い当たる節がありませんか?
これらはキャッシュフロー経営を導入する過程で
少しずつ解決する事に気がつきました。
私達のキャッシュフロー経営の定義は
『会社のお金の流れを見渡せて、ビジョン実現
を可能とする経営能力』
です。
本ブログでは、キャッシュフロー経営の事例を
ご紹介して行きます。
少しでもお役に立てば幸いです。
(パソコン画面で読ん頂けると読みやすいです)
黒字なのに倒産する
会社の共通点
決算書上で黒字でも倒産します
不思議な現象ですよね。
赤字なら判りますが、黒字なら儲かっていて、
そんなはずないだろ!と思いますが、実際には
こんなデータがあります。
東京商工リサーチの黒字倒産(推計)
例:2025年
•倒産件数:10,300件
•倒産企業のうち黒字企業:約40〜50%程度
計算すると
黒字倒産: 約4,000〜5,000件
という規模になります。
社長が一番多く言う言葉
倒産前の社長の言葉
「黒字だから大丈夫だと思っていた」
この傾向は、統計を取り始めてから同様な
動きらしいです。
原因は下記が挙げられます。
中小企業の黒字倒産の原因TOP5
1位 売掛金回収サイト
2位 在庫増加
3位 売上急増
4位 借入返済
5位 消費税
上位3位まで見ていきましょう。
黒字倒産の原因の解説
1位 売掛金回収が遅い(最も多い原因)
•売上は立つが入金が遅い
•支払いは先、入金は後になる
•売上:月末締め翌々月払い
•外注費:翌月払い
→ 資金が2ヶ月以上不足
2位 在庫の増えすぎ
特に製造業・卸売業
•売れる前に仕入れる
•不良在庫
•過剰在庫
→ 在庫=お金が寝ている状態
3位 売上急増による資金不足
(急成長企業に多い)
•売上が増える
•仕入・外注費が先に増える
•入金は後
結果 成長しているのに資金ショート
1位の原因が重なると、売上が増えるにつれ、
資金が苦しくなります。
この現象を私は「ワニの口」と呼んでます。

黒字倒産の真の原因
黒字倒産の原因を見てきましたが、これは
あくまで「事象」につきません。
真の原因は社長が「会社のお金に向き合わない」
ドンブリ経営が本当の理由です。
ドンブリ経営の正体は次の図のイメージです。

「売上」に最大限フォーカスするのは良いですが
それ以外の指標は全く見ていない(知らない)
方がとても多いです。
ですから、黒字でも、たまたまの場合が多く
根拠をしっかり語れる方は少ないです。
会社にお金が残らない仕組み
会社にお金が残らないドンブリ経営の経営数字を
お金のブロックパズルに落とすと次の感じです。

確かに営業黒字で本業で儲かっていますが、
売上高営業利益率は1%と低く、お金が
残りにくいビジネスモデルとなっています。
これは、粗利率に対して、労働分配率が
高いためです。
粗利率は業種によって異なる傾向がありますが、
自社の粗利率に適した労働分配率しないと利益は
少なくなります。
そのためには、粗利率向上策を考え実行するのが
得策です。
人件費を下げるのは、万策尽きた時です。
利益と手元現金の違い
利益は営業・経常・税引後(当期)と指標の違う
表現があります。
どの利益を経営判断とするか、とても重要です。
一方、手元の現預金はキャッシュフローを最適化
しないと利益が出ていても、大きく不足する場合
があります。
キャッシュフロー>返済・投資等になれば、現金
は増えます。
逆となると、手元現金が減る事になり、その額が
多くなれば、また頻度が増せば利益が出ていても
倒産する確立が高くなります。
ですから、「利益は意見、キャッシュは事実」
と言われるのはここにあります。

会社にお金が残る仕組み
では、黒字倒産を防ぎ、会社にお金が残る仕組み
をご紹介します。
ドンブリ経営なのは、社長が悪いのではなく、
「仕組み」が用意されていないだけです。
としたら、その仕組みを手に入れる事が、
会社にお金を残す、最初の一歩となります。
会社にお金が残る仕組み
「全員参加型経営」
これは、米国で1980年代に誕生され、その後
日本にも大企業中心に導入されています。
米国では「オープン・ブック・マネージメント」
と言われ社員に会社の経営数字を公開して、
経営に参加させる極めて正しい経営です。
会社にお金を残すには、社長独りの力では
限界があります。
社員のアイディアを借りて、全方位的に改善案を
具体的に実施すると不思議な位お金が残る様に
なります。

弊社では、クライアント先の社員と
お金のブロックパズルを使って、
『キャッシュフロー着眼点モデル』策定研修を
やっています。
会社にお金を残すアイディア出しを行ない効果を
加算して行くと、粗利が増え、労働分配率が
下がり、手元現金が倍増するモデルが描けます。
ここで、一工夫が必要なのは、自社の最適な
「労働分配率」を決めておき、下がった場合には
最適な率に戻す事を社長が宣言する事です。
人件費÷粗利額=労働分配率なので、粗利が
増えれば人件費予算は増える事になります。
研修で毎回思いますが、これを見た時の社員の
目の色が変わるのです。
つまり、アイディアを実行=給料が上がる と
連想するのですね。

成功している社長の共通点
弊社のクライアント先でお金の不安が少なくなり
理想の状態(ビジョン)を追いかける社長の
共通点は『キャッシュフロー経営』を導入すると
決断し、実行している社長です。
それらの社長は、私が用意した仕組みを使って
社員と一緒に経営計画を毎期作り込みます。

これも、全員参加型経営ですね。
そして、経営計画発表会を毎期末か期初に
実施します。
この時、お取引銀行の支店長も招待します。
これをして置くと、銀行との関係性が上がり
万一の時にムリを聞いてくれます。

逆に情報開示をせず、困った時のみに借入の話を
する社長は、結局断られる場合が多いです。
そして、発表会を経たら毎月社内でPDCAを
回します。

ついでに、その社内資料も銀行に提出します。
銀行からしたら、毎月経営の進捗を報告して来る
キチンとした会社と評価されます。
そして、1年後には経営計画≓経営業績となる
確率が高くなります。
と言う事は、計画を建てた時点で「答え」が
出ている事になります。

この仕組みを活用している会社に「黒字倒産」は
ありえません。
なぜならば、少なくとも1年間先の会社のお金の
流れを見渡せているからです。
そして、成功している会社の社長の共通点は
決算書を読めなくても、最適な経営判断が出来る
様になっていきます。

最期に効果的な解決方法
会社が倒産する理由の多くは、利益ではなく
「お金」が原因です。
だからこそ社長は、
会社のお金の流れを把握する必要があります。
それには、会社のお金の流れを見える化する
「仕組み」が用意される事です。
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